どうも、人並みキャンパーのＫ助です。
タイトルにもあるとおり、あのアウトドアの人気ブランドであるsnowpeak（スノーピーク）から、大きい発表があり、物議をかもしていますね。
***** 11/25追記 ここから *****
今回の会員制度変更にあたり、やはり既存会員からの苦言や、株価の下落などユーザーの激しい怒りが届いたのか、２０日に発表から４日というスピードで異例の「新会員制度を再検討」が発表されました。
スノーピークのここ数年の大躍進は凄いものがありますが、その大躍進を支えたのはユーザーです。
ユーザーを裏切らないよう、ユーザーが喜ぶブランドであってほしいです。
ユーザー満足度が上がることで企業力は自然にアップしますからね。
とりあえず、今後の覚醒に期待します。
https://www.snowpeak.co.jp/news/p20211124/
***** 11/25追記 ここから *****
スノーピークが大好きだ！という方には、腹の立つ表現も中にはあると思いますが、私もスノーピークのいちユーザーであり、好きなブランドであるからこそ、厳しい意見を言いたくなる、という気持ちも御理解ください。
長いですが、全部を読んだ上での反論なら受け付けますが、全部読んでないで途中で切れるような人の意見には聞く耳を持つ気はさらさらないので、あしからず。
2021年11月20日に会員制度がリニューアルされることが発表
画像引用元：スノーピーク
スノーピークの会員サービスは新たなステージへ、ということで今までと大きくシステムが変わったようです。
変わるのは２０２２年１月。
発表から２か月あまりで制度変更の実施、という事ですね。
変化その１「ライフバリューポイント」の導入
スノーピークが、兼ねてより進めてきた『衣食住働遊』としてキャンプを通した体験価値を提供する事業展開に力を入れてきているのは、様々な事業拡大を見れば、このポイント制度の導入は納得ですね。
画像引用元：スノーピーク
「体験」としてキャンプ場利用や飲食などスノーピークが提供する体験サービスが「ライフバリューポイント」として、会員ランクに反映されて、今まで以上にポイントが貯まりやすくなったので、会員ランクアップがしやすくなった！という事ですね。
画像引用元：スノーピーク
スノーピークが運営する施設を利用することでポイントが貯まりやすくなる、ということで顧客の囲い込みが出来て、顧客にとっても企業にとってもメリットのある、いいポイントかなと思います。
変化その２「会員制度のグローバル化」
今は日本に住んでいる人の為のものとなっているので、これを世界中のユーザーと繋がれる会員制度にしたい、ということらしいですが、
1つ言えることは、よーわからんｗですね
日本人には関係ないことでしょうね。
変化その３「スノーピークポイントが商品購入時に使えるようになった」
いままで、貯まったポイントは買い物に使えなくて、ギフトアイテムとの交換だけでした。
これは、さすがに会員から買い物に使えるようにしてくれ、という要望が多かったのでしょう。使えるようになりました。
画像引用元：スノーピーク
ちなみに、ポイントギフトも継続してあるようで、他にもキャンプ場での利用やオンラインストアでも手広く使えるようです。
これは、素直に嬉しい制度変更ですね。
変化その４「サービス水準の維持向上のための制度変更」
これが今回、ブチ切れている人が凄く多いポイントかな、と思います。
いわゆる「改悪」と呼ばれている制度変更なのですが、
簡単に言うと、今まではプラチナ会員以上になれば、ランクダウンしなかったわけですが、プラチナ会員だけでなくブラック会員まで、ランク維持されずに、かなりの金額でスノピ商品を買い物したり、運営施設で体験し続けないとランクがどんどん落ちていきますよ、という恐ろしい制度になりました。
プラチナ会員・ブラック会員がランクダウンを救う救済制度もある
スノーピークも、そこまで鬼じゃありませんよ？ということで、
救済措置としての案が、スノーピーククレジットカードです。
ランクに応じた年会費を払えば、ランクキープしてあげますよ、という大変にありがたい救済措置ですね
ちなみに、クレジットカードはプラチナランク以上の人しか申し込めないようですｗｗｗ
改めて、今までの会員ランク制度を見直してみましょう
従来のポイント制度
今までは購入額に応じたランクで、ランクが上がるごとにポイント付与率が高くなり、ポイントが貯まりやすくなることでポイントギフトが早く貯まり易くなったり、ランクに応じた特典もあったようです。
プラチナ会員になれば会員ランクが下がらなくなることから、プラチナ会員を目指す人が多かった
プラチナ会員以下（レギュラー・シルバー・ゴールド会員）は、年間の買い物購入額がランク基準に満たなかったら、
ランクが年々ダウンしていくので、ランクを上げたいと思っている人は、ランクダウンをしなくなる、プラチナ会員を目指して、無理してでも、年間３０万円分を購入してしまおう！辛いのはこの１年だけだ！なんとか乗り切ろう！と思ってプラチナ会員になった方も少なくないのかな、と思います。
プラチナ会員以上になると得られる恩恵
私は、レギュラー会員まで落ちぶれているので、プラチナ会員がどういう恩恵を受けているのかは詳しくはわかりませんが、大体以下のことかなと思います。
・ポイントの有効期限が無くなる
・チタニウム製のカードになる
・カタログが早く届くようになる
・カタログにおまけがついてくる
・提携キャンプ場の優待内容が1ヶ所良くなる
私がプラチナ会員にならなかった理由
はじめて買ったテントはアメニティードームＭ、続けてランドロックを買ったり、と初心者の時はスノーピークに絶大な信頼をおいていたので、キャンプギアはスノーピークで買い集めることが多かった私ですが、プラチナ会員になれるぐらい買い物をしていましたが、あえてプラチナ会員にはなりませんでした。
年間で３０万円以上購入していたけど、プラチナ会員になりませんでした
キャンプをはじめたのが２０１６年８月。
初めて買った幕は、アメニティードームＭです。
キャンプ初めての頃は、ブログを間違って消してしまって当時のブログが復元できずに残念なのですが、本当に雨風にやられまくっていました(笑)
なので、２ルームテントを買おう！ということで２０１７年にランドロックを購入しました。
２０１７年はランドロックを皮切りに、
ランドロック シールドルーフ
ペグハンマー PRO
ローチェア30ブラウン２脚
ケトルＮｏ．１
パイルドライバー
シェルフコンテナ２個
ランタンハンガー
など、順調にスノピギアを買い足していて、ここまで来たら、レクタＬを買えば余裕で３０万円以上になる、という状況でしたが、ｔｗｉｔｔｅｒで仲良くさせていただいている方がスノピとトラブルがあって、その対応があまりにも悲しかったことから、スノピの幕を売り払って、別の幕を買う、ということありました。
そのやり取りを見ていたことから、顧客の事を見てくれてないのかな、と不信感が生まれたキッカケでした。
ポイントが買い物に使えると思っていたので、ランク制度に魅力を感じなくなった
何も考えずに、ポイントを貯めていて、ランクがあがるとポイント付与率が上がるので、それが買い物に使えるなら凄くいいポイントシステムだな、とプラチナ会員を目指していたのですが、
当時は貯まったポイントは、ポイントギフトとの交換しかなく、そのギフトの内容に魅力を感じなかったし、欲しいと思ったものも、一体いくら使えばこれを貰えるの？という感じで、そんなにスノピで欲しい物なんてないな、と思いました。
スノーピークポイントを貯めるよりも、他のポイントを貯めたほうが断然いい
ポイントギフトに魅力を感じて貯める人もいると思いますが、私は魅力を感じなかったので、レクタＬを購入する際に、アウトドアショップの年に１・２回やってる２割引きセールで、レクタを２割引きで購入しました。
スノーピークは基本的に雪峰祭など、イベント時しか値引きしないし、そこまで安くないイメージなので、欲しいものが確実に３割引きで購入できる、スポーツオーソリティやヒマラヤなどで全商品２割引きとかになるチャンスで買ったり、楽天のお買い物マラソンでポイントがめちゃくちゃ貯まるタイミングで購入するほうが、個人的にはいいかなと思いました。
プラチナ会員以上が顧客です、ともとれる企業スタイルに嫌気がさしてしまった
まぁ、これが一番の理由ですね。
２０１７年のスノピ製品の購入額は３０万円超えていましたが、上でも書いたように３０万円を超えるラインで買ったレクタＬは、スノピポイントがつかないお店で買ったので、ゴールド会員止まりでした。
年間３０万円以上の買い物をしたらプラチナ会員になれます。
プラチナ会員になると、色んな特典あります。
っていうのは、スノーピークにとっては「年に３０万円以上使う人はお客様と認めます」と言われているようで、何か気に食わなかったんですよね。
スノーピークという企業が、客を選ぶのは、それは企業方針なので問題はありません。
ただ、ユーザーにも選ぶ権利は当然あるので、私はランク制度には付き合いたくない、と心に決めました。
もちろん、今でも魅力ある商品を世に出してるので、欲しいと思う物があれば買います。
ただ、ランク制度には興味がない、という感じですね。
ポイントが買い物などに使えるようになったのはいい制度変更
これは、多くのスノーピークユーザーが望んでいたことだし、顧客目線に立った制度変更だと思います。
ランクに応じて、貯まるポイント率も上がる、というのは当たり前の権利だろうし、これについては、誰も文句はないんじゃないかと思います。
今回の制度変更は誰の為なの？
勿論、顧客の為、であると思います。
今回の制度変更の全てが最悪だ！なんてことは思いません。
だけど、顧客の為にという大義名分の制度変更の中身に、顧客の大半が落胆した「改悪」があったのも事実だと思います。
その「顧客」が限られた人に絞られたのかな、と。
プラチナ会員・ブラック会員のランク維持撤廃は必要だったのか？
これは本当に疑問です。
今まで「年間で30万以上使えばランクダウンしないので」というランク制度が、一気に崩されたわけで、
そんなことになるのなら、
無理して30万円分も一気に買わなかった！と怒りの声が出るのは自然の流れです。
人によっては、騙された！という人も出てくるんではないかと心配になります。
クレジットカードを持てばランク維持できるよ、は火に油を注ぐようなもの？
ランクキープの救済措置として、スノーピーククレジットカードなるものが新登場し、ランクに応じた年会費を支払えばランクは下がりませんよ、という話ですが、
プラチナ会員：3,300円/年会費（通常カード）
ブラック会員：33,000円/年会費（ゴールドカード）
と、プラチナ会員なら3,300円ぐらいなら・・・と年会費を払ってでもランクキープをしたいという人もいるのかも知れませんが、ブラック会員は問答無用で年会費33,000円のゴールドカードを契約しないといけない、ということですかね？
ゴールドカードも年会費はピンキリですが、3万越えとなるとAMEXゴールドと近い年会費になり、
まるで、我々スノーピークは世界のアメリカンエクスプレスと同等ですよ。
と言わんばかりの強気の価格設定に感じますし、そうだとしたら、もはや呆れしかありません
サファイア会員のプラチナカードは、年会費88,000円と、アメックスのプラチナに比べると謙虚な価格設定にはなっていますが(笑)
いやー、これにはビックリしました。
ブラック会員って累積で100万円以上もスノピ商品を買ってきた人達ですよ？
ブラック会員でもランクダウンする、となれば相当年間でお金を使い続けないといけません。それが嫌なら年に33000円払ってカード作ってね！という考えは、凄く乱暴ですよね。
制度変更で率直に思った感想
これからスノーピークを買う人にはいい制度
今までレギュラー会員だった人や、これからキャンプをはじめて、
スノーピーク製品が凄くいい！買いたい！と思う人は、購入ポイントが貯まって、
買い物など色々使えるし、キャンプ場など体験施設を利用することでランクが上がりやすい、というのは利用しやすいのかな、と思います。
プラチナ・ブラック会員を蔑ろにした制度になってしまっている
逆に、今日のスノーピークの躍進を下支えしたと言われる、外から見ると「信者と言われ過度なお布施をしてきた人達」をバッサリ切り捨てたと言われてもおかしくないような制度になってしまい、プラチナ・ブラック会員の人達が実際に怒っているのをＳＮＳで拝見することが多く、やはり納得のいかない制度になってしまっていると言ってしまっていいでしょう。
ファンがアンチに変わる。
よく聞く話ですが、それを感じる出来事だな、と思ったのが率直な感想です。
大きくなりすぎて従来のサービスに限界が来たのでは
毎年の楽しみでカタログが送付されるのが「デスノートがきた！」と楽しみにしていたユーザーが多かったのですが、
やはり、
あれだけのページ数のカタログを作るコスト
レギュラー会員全てにそのカタログを送るコスト
などもあり、今年はカタログが届かなかったので、
そういった「スノーピークにとって良くない客」へのコスト削減もあったのかな、と思います。
今は、スノピ会員はネットで申し込んだりお店で受け取ると無料でもらえるようなので、
全員が全員に送る、という形はやめたようです。
そりゃあ、そうですよね。
実際、ゴールド会員からシルバー会員、今は万年レギュラー会員な私。
そんなお金を使ってないユーザーに毎年コストをかけてカタログを送るのは相当なロスになってしまっていると思います。（ごめんなさいｗ）
これについては、当然の企業判断かと思います(笑)
金持ちって、ポイントに興味ある人、少なくない？
私の周りは、年齢的にも金銭的に余裕のある友人も増えてきましたが、
一定のレベルを超えたお金持ちって、ポイント全く貯めてない人が多いように思います。
（ポイントを貯める、という行為が恥ずかしい行為だと思う人もいるｗ）
スノーピークが大事にしたい、サファイヤ会員クラスのお金持ちの人達だと、
ポイント制度がどうのこうの、よりも
サファイヤ会員という呼称
サファイア会員だから得られる特典
という、サファイヤであることの付加価値に魅力を持っているんじゃないかと思います
サファイヤ会員向けの有料サービスを作ればよかったのでは？
プラチナ・ブラック会員に負担を掛ける形ではなく、高い年会費でも負担に思わないような「サファイア層」に向けた、スペシャル待遇サービスを新設すればよかっただけなのでは？と思ってしまいます。
その上で、ポイント制度は、購入に使えるように変更。
ランクが上がりやすいようにライフバリューポイントもいいと思う。
そうすると、ライトユーザーも増えて、ランクも上がり易くなればスノーピークにとっていい顧客に育っているわけだし、
金銭的に余裕のあるサファイア層が年会費を払うことで得られるエグゼクティブな恩恵があれば、それをいいと思うユーザーも頑張って買ったり、スノーピーク施設でお金を使うだろうし、皆が笑顔になったんではなかろうかと思います。
制度変更発表からの開始期間があまりにも短い気がする
もう、２０２１年も１１月の下旬に入り、終わりに近づいていますいます。
今年、キャンプブームでキャンプを始めてハマって、スノーピークが好きになり、プラチナ会員になりたい！
しんどいけど、３０万円分一気に買ってから、プラチナ会員になってしまおう！
と、頑張って買った人も少なくないのではないかと思います。
そんな人も、いきなりランクダウンの危機！というのは、あまりにも悲しいかなと思います。
これは、たらればでしかないとは思いますが、やるなら２０２１年の早い段階で出すべきだったのでは？と思っちゃいました
プラチナ会員・ブラック会員の信頼を取り戻すには、年会費分のポイントを進呈するしかないのでは？
ポイント付与率が上がる、ということでなく、年会費分のポイントを付与して、買い物やキャンプ場で使えます！とする、などしないと失った信頼は取り戻せそうにないな、と思います。
年会費無料のカードもある中で、高い年会費を払うメリットが何なのか？
メリットが見合う物なのか？
これはシビアにみられるポイントだと思います。
高い年会費は掛かるけど、実質無料です！
でも、その分を確実にスノーピークで買い物してくれるし、体験施設も利用してくれるし、安定して運営できる！という感じであればお互いにメリットもあるのかな、と勝手に思っちゃいました。
あとがき
まぁ、私はスノーピークの経営者でもないし、株主でもないし、なんならレギュラー会員やし（オイｗ）、スノーピークがどういう会社方針で制度変更をリニューアルしたか、ということに口を挟む立場ではないということは重々承知しています。
ただ、やはり好きでテントや色んなアイテムを買ったブランドなので、あまりにも顧客を蔑ろにしたような経営方針が見え隠れもせずに、全面的に出てきている最近の姿が、とても我慢できない状況にあります。
企業として、利益をあげて大きくなるのは、素晴らしいことであると思いますが、それを支えるユーザーも、スノーピークも笑顔になってアウトドア界を引っ張っていってくれると嬉しいな、と切に願います。
どんなキャンプを楽しむか、は個人の自由ですが、色んなメーカーから出ている、素敵なギアで心躍らせたり、勿論その中にスノーピークの商品も含まれてくるだろうし、
本気でいいと思ったキャンプギアを大事にして、キャンプを楽しむ人が増えてくれると嬉しいなって思ってます。
ブランドだとかランクだとか、気にせずいいと思ったものだけを使う。
だから私は、Xperia。
。。。やなかった、レギュラー会員ね
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