炭の種類と特徴を知ることで、バーベキューがもっと楽しくなるなる

炭の種類と特徴を知ることで、バーベキューがもっと楽しくなるなる

炭を使うシーンと言えば、まぁバーベキューなどの食事の際ですね。

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簡単に炭といっても、焼く食材や天気・風の強さなどシーンにより適したものがあるかと思います。

 

 

 

今回は、炭ときちんと向き合うことで、皆で集まるバーベキューという宴で「チョットデキルヤーツ」と一目置かれるのではないかと思います。

 

 

 

炭の種類を知る

何事も、相手を知ることは大事ですね。
私も、いままで深く知ることはない、というか知ろうとも思ってなかったことですが、今回勉強になりました。

 

 

炭は、大きく分けて「黒炭」「白炭」があり、これは作る際の炭化方法(炭の作り方)で異なります。

また、製材した時に出る粉を加工して作ったり、木炭を砕いて粘着剤を添加して加工して作る、成形木炭もあります。

 

 

 

黒炭

ナラやクヌギやマツなどの木材が原料で、炭窯で400℃あたりの温度で炭化を進めた後、精錬工程として炭窯への空気を遮断・鎮火することでつくられます。

白炭に比べると燃焼時間は短いですが、着火が早くて扱いやすく、強い火力が特徴です。

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某人気漫画の主人公の竈門少年こと、T治郎が作って売っているのも、黒炭ですね。
今も昔も、炭焼きとは、田舎でも特に儲からない職業の代表格と言われており、妹の着物を買いなおしてあげられない、兄弟も多い家族なので、その苦労はたやすく想像できます。(いや、なんの話してんの?

 

 

 

白炭

ウバメガシなどの木材が原料で、炭窯で1000℃の高温で炭化を進めた後、精錬工程として窯外に引き出し、灰と土を混ぜて湿気を含ませた消粉をかぶせ、消火する「窯外消火法」によって作られる炭です。

白炭は金属のように硬いため、火つきが悪いですが、安定すると火力が長時間続き、火力調整も自在です。
よく聞く、「備長炭」がこの白炭です。

国産備長炭は全国のこだわりの料理店で使用され、「備長炭つかってるんだ、じゃあ美味しいんだろうな」と、備長炭と聞いただけで2割増しは美味しく感じることができます。(K助の個人的感想もはいってますw)

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成形木炭

炭を粉砕後、炭の粉へ粘着剤を添加して製品の形に成形したものや、原料のオガクズなどを、製品の形へ加圧成形(成形薪に)してから、炭化させたものがあります。

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成形木炭には色々あり、よく聞く物は、

 

 

オガ炭

オガライトを炭化させた木炭。多くの場合、穴あきのものだけど、穴がないものもある。
白炭のように火起こしはしにくいが、煙も出にくく、爆ぜにくいながら、白炭に比べて価格が安いのが嬉しいポイント。

 

 

練炭

本来の使い方ではなく、不幸な使われ方をされるイメージがありますが、本来は飲食用です
十数種類の石炭を混ぜ合わせて練炭用に調合された粉炭を消石灰やピッチ、ベントナイトなどで蓮根状の穴を有する円筒形に成型したものを言います。
火付けが簡単なものが多くなっている。

 

 

豆炭

基本的には作り方は、練炭と同じですが、成形の形が異なります。
飲食用で使うこともありますが、豆炭式炬燵や、豆炭あんかの燃料として使われることが多い。
キャンプやバーベキューの場合は、ダッチオーブンで上蓋の上に載せて加熱させる用途で使われることもあるそうです。

 

目的に合わせた炭選び

難しい話はいいんだ。
結局、何を使えばいいんだ!という方は、こちらをご参考ください

 

 

 

安く済ませたいなら、木炭のマングローブ炭

ホームセンターなどで気軽に買える、あれですね。
一番、馴染みの強い炭ではないでしょうか?

この炭が悪いわけではないですが、やはり安かろう悪かろうという点がどうしてもあります。
ただ、長所と短所を理解して使えば、何の問題もありませんね。私も、日常使いはコレです。

 

 

メリット:とにかく安い、火付きがいい

デメリット:煙がでる、爆ぜる、長時間は使えないので頻繁に足す必要がある

 

 

屋外のバーベキューにオススメ。
例え、煙がでても、「けむ~い」とか、バチッと爆ぜても、「うぉっ!ビックリしたぁ~(笑)」と、仲間内で集まれば何でも楽しめるので、それもアクティビティの1つとして楽しめるのであればベスト。

 

 

 

ただ、あくまでも屋外バーベキューというロケーションでオススメになりますが、近くにテントやタープがあるような環境であれば、爆ぜた火の粉で穴が空いたりするリスクもあるので、その点は加味しないといけません。

また、テントやタープだけでなく、服に火の粉がついた場合は、服に穴が開くこともありますので、バーベキューをするよ!という時は合わせて服装も気を付けたいところです。

 

 

 

火付けしやすい炭なら、成形木炭

家族でやるバーベキューでも、意外とパートナーや子供から「まだ火がつかないの?」と催促が厳しかったりします。
友達同士で集まったり、意中の好きな子がいる、なんてシチュエーションだと

 

 

ようし、火起こし頑張っちゃうぞ!

 

 

といいところを見せようと軽い気持ちでやるけど、苦戦して「まだっすか・・・」と呆れさせ、最終的には怒りという感情を生む危険性もあります。
それぐらい、食べ物の恨みは怖いものです。(K助談)

 

 

 

成形炭は、加工品になりますので、火付けがしやすいというオプション的な役割を付加されていることが多いので、ライターですぐに着火!という事も可能です。

 

 

 

まぁ、火起こしに関しては、炭に頼らずともバーナーでぶぉぉおおおおお!!っとやるのもアリなんですけどね(笑)

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煙や臭い、爆ぜによる火の粉や灰を抑えたいなら、白炭やオガ炭

言うても、煙たいのは嫌ですね。
男だとそんなに気にしない、という人が多いのですが、女子のいるバーベキューだと服への臭いの影響を気にする子も少なくないと思います。

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まぁ、バーベキューに来る、という時点で汚れてもいい服・臭いうつりしてもいい服を選んでくるとは思いますが、そんな時でも

 

 

 

この炭は、煙がそんなに出ないタイプだから

 

 

 

と、さりげない気づかいを見せることで株が上がるのではないでしょうか?

 

 

 

コストは高くなりますが、みんなでバーベキューする時はどうせ割り勘なので、炭のお金が多少上がろうが、微々たるものです。
(とは言っても、炭に思い入れがない人もいるので確認して買いましょうねw)

 

 

 

雨の日などでタープ下でバーベキューを楽しみたい、家でバーベキューしたいけど、煙でご近所に迷惑を最小限に抑えたい、という用途でも役立ちます。

 

 

 

長く楽しみたいなら、白炭やオガ炭

炭焼きで食べると、遠赤外線効果で安い肉でも美味しくなりますね。
白炭は、更に近赤外線効果もあり、旨味成分を中に閉じ込めるという効果もあるので、肉や魚の旨みをしっかり味わえることができます。

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このあたりが、お値段が高くても飲食店から支持される理由ですね。
また、一度火がつくと安定した火力で長時間使用できるので、その点も人気の理由ですね。

 

 

 

炭は、正しい使い方をすれば再利用できます

炭は、消耗品ですが、形が残っている炭なんかは、火消し壺などで消火したものは、次回に使えます。
白炭なんかは一度火付けしても、長時間使えますので、バーベキューで1~2時間使って消火して、また次の機会に、という使い方もできます。

 

 

そう考えると、煙は出ない・爆ぜないので危なくない・料理も美味しくなる、と万能だったりします。

 

 

 

炭のそれぞれの特徴を理解することで、バーベキューがもっと楽しくなる!。。。。かも知れません(笑)

 

 

 

 

▼K助が書いてるキャンプ用語がわからない!という方は、こちら

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